まだ、人々が活動を始めない時間、オスカルとアンドレは、ヴェルサイユへと続く比較的荒らされていない道を歩いていた。

アンドレは、アランに借りた平民の服を、オスカルもまた、アランがどこからか調達してきた平民の女物の服を着ていた。ついでに、手入れされたブロンドの髪が目立つからと、ボンネットまで用意してきた。

アンドレが、オスカルに、女物の靴で歩きにくくないか?と心配そうに聞いてきた。
すると、オスカルは、ニヤリと笑って、ドレスの裾を持ち上げた。

「わ~~~こんな所で、人目に付いたらどうするんだ!」
アンドレが、慌ててオスカルの手を取ろうとすると、
「よく見ろ!」どこまでも、クールな氷の花は、言ってのけた。

アンドレがオスカルの足元を見ると・・・軍靴を履いていた。
なんか、覚えがある様な・・・あの時は、軍靴ではなく、キュロットだったような・・・
途方に暮れているアンドレに、オスカルは、ポケットから短剣を出してアンドレに見せた。

「ここらは、ごろつきが多いと聞いた。自分の身は、自分で守らないとな。
おまえには、これだ!」
と、言って、短刀を投げて渡した。

はっしと、短刀を受け取ると、アンドレはまた、素早い動作で、短刀を抜くとまた、鞘に納めた。

アンドレは、相変わらず、訳が分からない!って顔をしている。
しかし、オスカルは、これなら、いざという時、無心に動けば大丈夫だと、踏んだ。

パリと言っても、外れからヴェルサイユまで、かなりの距離だったが、元々足の速い2人。昼前にはヴェルサイユに入った。

思っていた以上に閑散としていた。なんてものじゃあなかった。人影が全く見えなかった。宮殿に近づこうとするオスカルを、アンドレが止めた。
やめたほうがいい。悪い予感がする。珍しく険しい顔でアンドレが告げた。

オスカルも、不気味な雰囲気を感じ、宮殿を背にしてジャルジェ家に向かった。

「酷いなぁ!奴ら、根こそぎ持って行ったのか?」
ジャルジェ家の屋敷に入って、開口一番、アンドレが嘆いた。

「ああ、此処までとは思わなかった」
オスカルは、嘆くというより、面白そうに言った。

2人は、名ばかりの玄関から入って行った。
重厚な一枚板で出来た、玄関扉は何処にもなかった。

扉なんて、どうするのだ?オスカルがアンドレに聞いた。
調度いい大きさに切って、薪になるさ・・・アンドレが、昔の扉を思い出しながら言った。
ふ~ん、そんなものか・・・オスカルは、感心していた。

階段の手すりもなかった。勿論、階段に敷いてある絨毯も。カーテンが無いのは無論の事。鎧戸もない。

厨房に入って行った。きれいさっぱり、何もなかった。
オスカルはもう、銀器などどうするのだ?と、聞く気にもならなかった。

南向きの、オスカルとアンドレの居室のある方へ向かってみる。
見事に何もなかった。ここまでキレイに持って行かれると、笑い出したくもなって来る。

ので、2人は顔を見合わせて、笑った。

ベッドも、天蓋も、家具は勿論の事、壁布までキレイにはがして、持って行っている。
アンドレは、子ども部屋になっていた方へ向かった。

一方、オスカルは、己の化粧室に向かった。
もしかしたら、アレは貴族にしては粗末なものだから、残っているかもしれない。
そんな期待を込めながら、足を踏み入れた。

しかし、無かった。

落胆しているオスカルの肩に、温かい手が置かれた。
「アレで、誰かが暖を取ったと思えばいいさ」
アンドレが、優しく言った。

「でも、おまえが、来るとも知れない、わたしの為に用意してくれた、大事なドレッサーなのだぞ。アレがあるかと思って、ここまで来たのに・・・」
こちらに戻って初めて、オスカルは、弱音を吐いた。

そんな妻に、元気を出せよ、と、頬に口付けを落とすと、アンドレは、短刀を取り出した。
オスカルが、見ていると、ウインクをして、しゃがみこんだ。

ドレッサーが置いてあったところの、床石をコツコツと叩き始めた。
石と石の間の目地を叩いて行き、ここと思ったのか、ヨッと、石の板を持ち上げた。

その頃には、オスカルも隣に来てしゃがみこんで見ていた。
石を外すと、ポケットから小型のシャベルを取り出し掘り出した。
間もなく、硬いものに当たる音がした。

ニヤリとして、オスカルを見た。
なんだ?と、オスカルが首をかしげる。

硬いものの上を、水平に綺麗に土を除いて行った。
長方形の金属板が見えてきた。

アンドレは、さらに金属板の横に手が入るだけのスペースを作った。
そうして、漸く、グッと金属製の箱を、重たそうに取り出した。

「なんだと思う?」楽しそうにアンドレが聞いた。
「こういう時は、宝の箱が出てくるものだが?
おまえが、そんなに器用だとは思わない。
わたし達の、思い出の品か?」

「おお!それを入れるのを忘れていた。
それに、おまえがそんなに、ロマンチストだとは思っても見なかった。
残念だな。これは、もっと、現実的な物だ。
開けるぞ!」

「待った!開けたら、爺さまと婆さまになるんじゃないだろうな?」
「なんだそれ?
ならないから、開けるぞ!」

アンドレが、ふたを開けると、箱の中には、びっしりと金貨が入っていた。
唇を震わせたオスカルの口から、ヒュ~♪っと、感嘆の音が聞こえた。

「ふふふ・・・驚いただろう?
ショットバーアンドレにいた頃から貯めていた。
あの頃から、不穏な空気が流れたていたからな!」
自慢そうにアンドレが言った。

それを、やや不満そうに、
「だが、あの頃は、裏の畑で採れる野菜だけで、かなり生活に窮していたはずだが?」

金属箱の金貨を愛おしそうに、触りながらアンドレが、申し訳なさそうに言った。
「そうだな。あの頃は、野菜とニワトリだけで、おまえには、申し訳ないと思っていた。でも、あの時、金貨があっても、食料には代えられなかった。

だから、蓄財をしていた。それに、これの半分以上は、おれが、ジャルジェ家で働いていた時の給金だ。いわば、おまえのお陰で、貯えられた金貨だ」

「ふん!・・・で、それで、何をしようというのだ?」
オスカルは、訝し気に聞いたが、内心何かを期待していた。

「決まっている。おれたちは、2人の子どもの、親だ。
これから、アラスに子どもたちを迎えに行って、1年振りに親子水入らずで暮らすんだ。
その為には、元手が必要だろ?」

アンドレは、オスカルが感極まって、涙を流して喜ぶだろうと自信満々に答えた。

すると、今度は、オスカルが、ふふふ( *´艸`)と笑った。そして、立ち上がり、短剣を取り出し、ドレッサーで隠れていた、壁のレンガを叩き始めた。
暫く叩くと、ヨシッと言うなり、目地に刃を当て、目地に詰まった、土を削り出した。
アンドレは、呆気に取られて、見ていた。

一つ目のレンガが落ちた。同じ事を数回続けて、オスカルは、壁に四角い穴を開けた。

そこには、土埃で曇っているものの、見事な細工が見えた。
アンドレの時同様、オスカルは両端に指を入れ、慎重にそれを取り出した。

やっと、正気に戻ったアンドレが、
「ほ・・・宝石箱・・・か?」と、脱力した声で聞いた。

「ふふふ・・・、似た者夫婦だな。見てみろ、アンドレ!」
オスカルが宝石箱とみられる箱を開けた。

見事な装飾の、宝石類がギッシリと詰まっていた。
手に取ろうとするアンドレの手を、思いっ切り跳ね除けオスカルが、
「汚い手で触るな!価値が無くなるではないか!

これは、この屋敷を出て、おまえの・・・下町に行こうとした時、母上から頂いた物と、その後、ジャルジェ家に戻ってから、手に入れたものだ。出動すると決まった時、こうなる事を予測して、ここに隠した。

あの朝、ドレッサーが微妙に移動していると思ったが、
おまえも同じことをしていたのだな?」

アンドレが、温かい目でオスカルを見た。
オスカルもアンドレを見て微笑んだ。

2人とも、ギッシリ、ギッシリ、詰まった箱を持って、また、屋敷の中を歩いてみた。

アンドレが、そろそろ腹が減っただろう?アランの母上が弁当を持たせてくれたから、食べよう。その前に、念のため、ワイン庫を調べてみよう。と言い出した。

ワイン庫は真っ暗だった。これじゃあ見られない。他と同じだ。というオスカルを余所に、アンドレは、入り口近くの、梁の上に手を伸ばした。昔から、夜中にワインを所望するお嬢さまの為に、そっとワイン庫に入る事が多々あった。そんなときの為に、梁の上に蝋燭とマッチが置かれていた。

賊も、失礼・・・一般市民もここまでは、目が届かなかったようである。
蝋燭に火をともし、入ってみる。とは言っても、扉なんて、そのほか同様なかったが。
ワイン庫も、他の部屋と変わりはなかった。ワインはおろか、棚までもなくなっていた。

失望したオスカルが、直ぐにでも出ようとしたが、お嬢さまのご所望とあれば何処までも、執念深いアンドレが、あちこちと探しだした。
どのくらい時間が過ぎたのだろうか、ずっと前からしびれを切らしていたオスカルが、癇癪を起しそうになる0.5秒前、アンドレが無事なワインを見つけた。それも2本。

ワイン庫の入口で、イライラしながら、腕組みをして見ていたオスカルも、我を忘れて、アンドレに飛びついた。そして、わたしは、おまえのような夫を持ってなんて幸せなんだ。こんな幸せな妻は、何処にもいない。とアンドレを褒めたたえた。

が、ワインオープナーが、無いぞ!と、ドヤ顔で、夫に言ってのけた。すると、アンドレは、ポケットをごそごそすると、ずっと前の誕生日にオスカルからプレゼントされた、ワインオープナーを出して見せた。

オスカルは、感激で、どうしていいか分からず、わからないから、夫の胸に顔をうずめた。

屋敷の中の様子がひどすぎて、気持ちまでも荒むので、馬小屋で昼食を取ろうと、屋敷の裏手に向かった。
しかし、そこも荒らされた後であった。

予想をしていたと言え、2人にとってかなりの痛手であった。
その時、馬のいななきが聞こえた。顔を見合わせ、聞こえた方に向かって、走った。
仔馬と、その母馬だろうか・・・やせ細った馬が二頭いる。

どうする?オスカルが、アンドレの袖を引いて、聞いてきた。
このままにしておいたら、死んでしまうだろう。
だが、おれたちが、連れて行っても、育てる事が出来ると思うか?

アンドレが、珍しく現実的な事を言った。
オスカルが、珍しく感情的になり、唇をかみしめ、目に涙を浮かべ、夫に訴えた。

アンドレは、大きく溜息をつくと、金貨の入った箱を妻に預けると、馬の側にそっと寄って行って、首をたたいてやった。

屋根のある馬小屋は一つだけであった。そこに、馬を連れて行き、自分たちも昼食にしようと、オスカルが段取りをしようとした。すると、アンドレが何かを思い出したようだ。ウインクすると、馬小屋の屋根裏に上っていった。オスカルが、後を追おうとすると、そこにいろ!と言って、消えてしまった。

オスカルが、所在無げに、小屋の中をウロウロしていると、頭の上から、何かが降ってきた。

それが干し草だとわかるまで、オスカルは暫し時間がかかった。そして、干し草が落ちてきた穴から、アンドレが顔を出して、オスカルが、干し草に埋もれて呆然と立っているのを見てしまった。

そろり・・・と、オスカルがアンドレの方を見上げる。
アンドレは、オスカルの顔が、見た事のない程、引きつっているのを知った。

オスカルが、丁寧な物腰で、
「落ちてきたのが、金貨でなくて、残念だ!
勿論、あの大量の金貨が降ってきたら、おまえは妻殺しの汚名を着せられるがな!」

落ち着いて、淡々と話すのが、余計に怖さを感じさせる。
いかに、オスカルの取り扱いに長けているアンドレでも、この場合どうしたらいいのか分からない。分からないから、笑ってごまかそう。と、無理やり明るい声で妻に話しかけた。

ゴメンゴメン!思い出したんだ!昔、此処に隠れて、おばあちゃんから逃げていた。

「ほう?それで、ご丁寧にもわたしの真上から、落としてみたのか?
随分と気の利いた夫を持ったものだ!
ハハハハハ・・・」笑いながらも、オスカルも午前中いっぱい、破壊された我が家を見て回って、心身共に疲れていたのが、夫の昔の隠れ家がそのまま残っていてくれた喜びに、つい微笑みがあふれた。

「お~い!そっちに行ってもイイか?
乾草のソファーで、昼食を食べよう!」オスカルが、声を掛けた。
これには、オスカル取扱説明書を丸暗記しているアンドレも、かなり驚いた。
後で、取説をもう1ページ増やさないといけないと、心に決めた。

こうして、世界最強の夫婦は、その日の午後いっぱいかけて、ジャルジェ家を点検して回った。そして、乾草のふかふかのベッドで眠り、翌日、それぞれ金貨のずっしり入った玉手箱と、宝石がギッシリと入ったパンドラの箱を手に、ヴェルサイユを後にしようとしたが、ふと思い立って、下町へと足を延ばした。

  *******************

下町に行くと、2人は迷わず、以前アンドレが経営していたショットバーに立ち寄った。
看板が、傾いて強風でもあったら吹き飛ばされそうだった。

左手の路地から、奥に入ってみた。クロード・アシルが、畑を耕していた。その横には、黒髪の女性がしゃがみこんで、何かをしている。よくよく見ると、小さな子どもが、泥遊びをしているのを、見守っていた。

オスカルもアンドレも、もし、自分たちがあのままこの場所に住んでいたら、この様な光景になっていたのかと、感慨深く2人を見ていた。

その気配に、感じたのだろうか?クロード・アシルが、手を止めて顔を上げた。そして、一歩退いた。顔は真っ青になる。

それから、妻のディアンヌと子どもを守るべく、愛するものの前に立って、鍬を担いで、大きく手を広げた。

驚いたのは、オスカルとアンドレも同じだった。
旧知の中だから、歓迎されるのかと思いきや、盗人扱いである。
・・・と、アンドレが、ガッテンして、何やらオスカルに耳打ちした。

ああ、そうか・・・と、オスカルもガッテンする。

ゾンビでも、化け物でもない、何故だか分からないが、生きているんだ。あれから、一年後に蘇った。・・・オスカルが、隊長らしく伝えた。が、まだ警戒を解かない。

おい!『蘇った』が、不味かったんじゃないか?アンドレがこっそりと囁く。
だけど、ジャポンに行っていた。なんて言ったら、ますます話がややこしくなるぞ!

2人のひそひそ話が、続いた。
これを見ていた、クロード・アシルは、漸く、ああ、その仕草、雰囲気・・・本物の隊長とアンドレにしか出せないものですね。よくは分からないですが、本当に戻っていらしたのですね。

こうして、2人は訳の分からないまま、クロード・アシルの店に入った。

クロード・アシルが、言うには、この店は元々、貴族のお屋敷に勤める者の出入りが多かった為、それなりに繁盛していたが、1年前から、その貴族たちがヴェルサイユから、逃げ始めた事。それによって、雇われていた使用人たちも一緒に付いて行ったのもいた。しかし、残されたものは、次の仕事もなく、路頭に迷う事になってしまった事。その為、この店も開店休業状態が、ずっと続いている、と話した。

家族は、どうしているのか?アンドレが、ちょっと聞きにくそうに尋ねた。
祖父母はとっくに、天国か地獄に行っています。
両親は、元気です。今は、空き家になった貴族のお屋敷から、冬用の薪になる物がないか、その辺りを探し回っています。

すみません。多分、隊長のお屋敷も物色させて頂いていたと思います。クロード・アシルが、本当に申し訳ないと、詫びたが、その声は心からのものではない事を、オスカルとアンドレは、悲しい心で思った。

と、同時に革命が起きても、相変わらず食べる事に困り、冬を越す心配をする者たちがいることを、知った。
そして、2人は、我が家の凄まじい、略奪の後を思い返した。

そんなこんなで、なんとなくうわべだけの会話が、宙を舞い、2人はパリに戻る時間だと言って、暇を告げた。
最後に、ディアンヌにアランは、元気だ。我々もアランの家に厄介になっている。と、話した時だけ、心が行き交った。

クロード・アシルの家を出て、しばらく行くと、オスカルが、
「なんで、金貨の一枚でも、置いて行かなかったのだ?」と、答えは分かっていると言った風に、一応聞いた。

アンドレは、頭をポリポリ掻きながら、
「おれたちだけだったら、構わない。
だけど・・・これは、おれたちの子ども達の為に使いたい。

そんなおれを、ケチなヤツ、心が狭いヤツ、自分の子どもだけが大事なのか・・・鬼とでも夜叉とでも言ってイイ。だけど、おれは、・・・おれには子どもたちを、食べさせて、ちゃんとした家に住まわせて、教育を施して、一人前の人間にしたいのだ。その為には、後ろ指をさされようと、構わない。」

アンドレが、珍しく自分の主張を一気にまくし立てて、隣を歩く妻を見ると、涙を流して、微笑んでいた。
「おまえが、わたしと同じ考えで、良かった。
わたしは、おまえと結婚して良かった。
わたしは、おまえを最高の夫と誇れるぞ・・・」
オスカルの、訴えは最後には涙声で聞こえなくなっていた。

一方の、珍客が去った後の、クロード・アシル家では、
クロード・アシルが、妻に、
「隊長たち、お兄さんの所に滞在しているのなら、食べるものもロクにないだろう。
少し、作物でも持たせて差し上げればよかったのに・・・」

すると、ディアンヌは、きっぱりと、
「ここには、義父母さん、貴方、それからこの子、そして、私とここに居るもう一人の子・・・と言って、腹をさすった・・・それだけの人間が食べていくだけの食料しかありません。恩人である、オスカルさまとアンドレでも、差し上げる訳にはいかないのです」

クロード・アシルが、自分の不甲斐なさにがっくり来たが、ふと、ディアンヌを見た。
嬉しそうに笑っている。
え゛・・・
うん・・・
そうなのか・・・
ええ、そうよ・・・

クロード・アシルが、思いっ切り高く、妻を抱き上げた。
いつ生まれるんだ?
年が明けた頃かしら?
こうして、この家には、生きる希望が生まれた。

パリへの帰路、オスカルがふと聞いた。
「アンドレ、『鬼と夜叉』を知っているのか?」
「へ・・・・・・何の事だ?」
相変わらずのアンドレに、オスカルは、微笑んだ。

つづく
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