オスカルさまの、居住区

前々から、貴族のお屋敷はどの様に、使われているのか、興味津々でした。出来る事なら、ヴェルサイユ宮殿の平面図、平面詳細図、構造図など、見たいです。

ヴェルサイユ宮殿に、行かれた方はご存じだと思いますが、部屋と部屋の間に、廊下がないですよね。昔の日本家屋も、畳の部屋のふすまを開けると、また同じような部屋が続きますよね。けれども、そこから見える、鹿威しなどがある、庭園との間に、廊下があります。

また、映画「マリーアントワネットに別れを告げて」では、バックヤードには、狭い廊下がありました。

でも、国王陛下、アントワネットさまの寝室には、隠し扉があって、奥へと行かれるようになっていました。その向こうは、アントワネットさまの私室とか、聞きましたが、廊下はあるのでしょうか?

プチ・トリアノンも、廊下は、ありませんでした。
もしかしたら、そういう所だけ、見学コースだったのかもしれませんが…。

そんなこんなで、ジャルジェ家の見取り図を、書きたいと常々思っていましたが、何せ大貴族のお屋敷、どの様な部屋が必要で、どの位の広さなのか、見当もつかず、まだまだ、妄想真っ最中です。

が、今回、『七夕…』を書き進めて行くうちに、オスカルさまの居住区は、私なりに、かなり(?)具体的になってきました。

まだ、図面を起こせる状態ではない…広さが分からない、ので、文章にしたいと思います。なにしろ、基本的な広さが、6畳間か8畳間しか、イメージがわかないもので…。

先ず、オスカルさまの居住区は、方角はまだ、決まらないのですが、角部屋。
そして、1階と2階を使っています。

1階には、書斎。
ここには、1階からも、勿論、出入りする事も出来ますし、2階のリビングから、降りてくる事も出来ます。書斎は、本の背表紙が、焼けない為に、日が差さないよう窓はありません。執務机が置いてあります。

でも、休日の天気の良い日など、隣の明るい部屋に、書物を持って移動。こちらは、テラスがあって、その向こうはプライベート庭園。

が、私のイメージでは、どうしても磯野家の庭程度の、スペースになってしまうのですが、多分、すごく広いと思います。

子供の頃、アンドレと遊び、剣の稽古をしたのも此処だと考えています。星のきれいな夜は、アンドレと寝そべって、天体観測もしたと思っています。

…って、所で、そこからはオリオン座が見えるのか?おとめ座が見えるのか?天の川は?その辺りを考えていくと、オスカルさまの、部屋の方角が分からなくなってくるのです。

そちらのお部屋に面して、開かずの間があり、ばあやがせっせと作ったオスカルさまのドレスが、所狭しと並んでいます。その事は、最近は覚えている者はいなくなってしまったようです。それに、ばあやも、オスカルさまの、ドレス作りを諦めてしまったようです。

そして、テラスに面した部屋は、明るくて、オスカルとアンドレが、幼い頃、勉強をしたテーブルが、今も置いてあります。2人が気まずい関係にならなかった頃は、こちらで、カフェタイムなど、していたかもしれません。

また、オスカルさまの気分がいいと、このテーブルで、調べ物をしたりするのですが、大量に出してきた資料を、片づけるのは、アンドレの役目です。

オスカルさまも目が疲れると、テラスに出て、緑を眺め、気分転換を図られた事でしょう。

と勝手に、妄想しています。

その間、オスカルさまのご所望で、飲み物を提供しなければならに時があります。勿論、アンドレの役目です。厨房などに行っていたら、なんでもかんでも、ぬるくなるので、ミニキッチンが欲しいのですね。
ですが、やはり、私の感覚では、コンロが一つと小さなシンク…。
オフィスに、有るような物なのですが、そんなわけないですよね!

それで、それらの使用済みの、グラス、コーヒーカップ諸々、アンドレもゆっくりと、洗っている暇はないと思います。
これらを、片づけるメイドさんも居て、これらは、一旦厨房に片付けられるのかな?

それから、きっとこの部屋は、気さくに付き合う友人(フェルゼン伯爵)、ロザリーの勉強部屋にも、なったかもしれませんね。
ああ、忘れていました。ヴェルサイユ4剣士隊も、此処に集ったのでしょう。

畏まった、来客用のお部屋は、2階を想定しています。

それから、お掃除に入るメイドさん。多分、オスカルさまが使うドアは、使用しなかったと思います。それが、もしかしたら、バックヤードの廊下になるかもしれませんね。

う~ん、1階はその位かな。
忘れてはいけない、水回り→おトイレと洗面所。これも、2フロア使っているとなると、両方の階にないと不便ですが、あまり、人に見られる場所にあるのも不便だし。。。。

この辺りは、まだ、うやむやにしておきます。

2階は、オスカルさまのお部屋直行の、階段が必要あります。

それと、悩んでいるのですが、ワゴンって、水平移動ですよね。毎回、書きながら、これでいいのか?と思いつつ、ごまかしてきました。

まさか、ワゴン本体が、2階に有って、その上に乗せるトレーを、アンドレが階段を往復して、運んだとは、思えないし…。

現代の様な、食品用のエレベーター→手動のが、有ったのかもしれません。
もう、お調べになった方もいらっしゃるかもしれませんね。お分かりでしたら、教えてくださいね。

と、思っていたら、確か、プチ・トリアノンは、1階が厨房でした。そこに、何かあった様な、気もするのですが。何しろ、10年程前、それに、最近物忘れが酷く…。

オスカルさまのお部屋に戻りましょう。

先ず、オスカルさまの寝室、現在よりも、平均気温が低かったこの時代。ベッド周りには、緞帳が、張り巡らされて寒さをしのいでいます。
ベッドの大きさは、どの位なのでしょうか?

実は、私が、フランスに行くときは、ダブルの部屋をシングルユースしています。当然の事と、ベッドの真ん中に寝ました。

すると、毛布の間に挟まってから、ずるずると、移動。また、起床時も、ずるずると、移動。一回それをやったら、懲りてしまいました。それからは、もったいない事に、ベッドの端に、寝るようになりました。

それに、アンドレが、オスカルさまをお姫様抱っこして、ベッドに降ろすとします。その場で、アンドレが、オスカルさまの横に入ると、やはり、ベッドの隅っこで、むにゃむにゃをする羽目に…。

一方で、オスカルさまを、降ろしてベッドの反対側に回るのも、ムードがない。じゃあ、オスカルさまを思いっきり、ベッドのど真ん中に、投げおろして、自分もぶっ飛んでいく。正解は、これでしょうか?
フレディとネコあ!そういえば、フレディが、晩年、ベッドで食事をしていました。隅に座っていて、隣のスペースにはネコが2匹寝ていました。これは、ネコちゃんの為に、スペースを開けていたのでしょうね。



そんなこんなで、寝室には、ベッドと、ナイトキャップ用の小さなテーブルとイスが一脚。これは、アンドレと結ばれてからは、2脚に増えたでしょう。
それと、オスカルさまの好みの、アロマキャンドルが、あるかもしれませんね。

忘れてはいけないものが、基礎体温計と表。それらを置く、キャビネットが必要。それに、オスカルさまがふと思い立った時に、メモる筆記具、スマホスタンド。
ガウン、夜着を入れておく、クローゼットも必要ですね。
寝室は、この位かな~

先ず、オスカルさまが目覚めると、口に基礎体温計を咥えさせられます。それから、此処で夜着を脱ぐのか分かりませんが。ガウンを羽織り。洗面を、これは、ご自分でなさったと思われます。

そこから隣接した、部屋でお肌、髪のお手入れ、これらは、オスカルさまがボーっとしている間に、侍女たちが済ませます。案外、オスカルさまは、この時間に、その日のスケジュールを確認されているのかも!

そこから、また、隣の衣裳部屋で、お着替え。こちらには、帰宅されてからの部屋着(?)チョット寒い時の、上着等々が、入っています。

着替えと、お肌のお手入れ、どちらが先なのか、悩みどころです。

その一角に、バスルームと、シャワー室、おトイレがあると思います。
『イノサン』お読みになりましたか?あちらで、マリーのシャワーシーンで、従僕がマリーを見ることが出来る位置から、お湯を足していました。

お湯、水は重いので、やはり、男の人の仕事だと思われますが、オスカルさまの肌を見る事の出来る男性は、アンドレしかいないと考えています。だから、アンドレ?

ではなく、バスルーム、シャワー室の後ろに、やはり、廊下があり、そちらから高い所にお湯を入れて、使用していたのかと…。

でも、広いお屋敷の中を、どんなに急いでお湯を運んでも、冬など冷めてしまいます。ですから、バスルームの裏に、竈があった。で、どうでしょうか?それとも、広いお屋敷。熱湯を運んでいくと、適温になるなんて…。

それから、オスカルさまは、激務なので、1日疲れた筋肉をほぐす為の、マッサージルーム。それから、エステの為の部屋。
う~ん、どんどん、オスカルさま専用コーナーが、広くなります。

少し、寄り道をしてしまいました。
毎月の月誕生日にアンドレと、まったりと過ごすプライベートリビングルーム。あ!ここから、1階の書斎に繋げましょうかね?


螺旋階段なんとなく、ステキな写真がありましたので、貼ります。
私としては、螺旋階段の方が、好みです。
ルイ14世明るい方は、ルイ14世で、インスタをフォローしていたら、出てきました。何処にあったのかは、フランス語も、全く分からないので、不明です。ただ、ヴェルサイユ宮殿と言う、文字はなかったです。


こちらにも、バルコニーに面したリビングルームが、一つ。
月誕生日には、アンドレと、まったり、朝食を召し上がったと思います。

それと、オスカルさま専用の、改まった来客用の応接室も、あったかもしれませんね。

ところで、オスカルさまは、朝食を取られる時は、ブラウスだと思っています。その後、出仕なさる時、軍服を着る為、2階に戻られるのか、それとも、玄関辺りに、洗濯済みの軍服が、あるのか?また、靴は、普段用を履いて、お食事をなさった後、軍靴に履き替えられるのか?

その辺りは、当時の貴族の習慣。とかいう、文献にありそうですが、それぞれの方の、好みもありますよね。
今の所、ぼかしていますが、その内決めなければならない場面に、出くわすかもしれません。その時は、どうしましょ…。

ただ、2019年に行ったカルナヴァレ美術館のお部屋は、結構こじんまりしていました。でも、お広間とか、無かったので、舞踏会などを催すような邸宅ではないと感じました。

それに、ジャルジェ家は、ロザリーが、ヴェルサイユ宮殿と間違えるほどの、大きさですから…。え?!お隣さんって、いないのかしら?
それとも、ジャルジェ家って、ヴェルサイユの街の、外れにあるの?
ああ、また分からなくなってきました。

そんなところで、今回は、此処まで。
また、思いついたら(調べようとはしない!)付け足していこうと、思います。

2021年12月3日
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