こちらの内容に、一部『公序良俗に反する』言葉が使われています。
それをご承知の上で、閲覧いただきたいと、思います。
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大丈夫でしょうか
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もう、責任は持ちませんよ!
ご覚悟を!(笑)
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では、どうぞ、お読みください!
♪The Invisible Man
夏の日は長い、もう夕刻だというのに太陽は燦燦と輝いている。
楽しい川遊びを中断されて、かなり不満げなレヴェとヴィーを抱えて、オスカルは自室に戻ってきた。晩餐までには先ほど考えた事を、やっつけてしまいたい。
しかし、・・・子どもたちからは、水が滴り、自身もびしょ濡れだった。マルゴとアニェスを呼び付け、三人まとめてシャワーを浴びる。子どもたちにとってはこれもまた、楽しくて仕方がない。普段は一人ずつの入浴である。
子供たちはキャーキャー言ってオスカルにまとわりつく。・・・ママン!・・・ママンにはホントに付いていないんだね!・・・何がだ?・・・ちんぼこ!・・・・・・(>_<)!・・・・・・アンドレが言っていたよ!・・・何て?・・・ママンには、ちんぼこ付いてないけど、・・・おっぱいがあるって!・・・
オスカルは頭を抱えたくなった。何をあいつは教えているんだ!・・・ママン!・・・ママンのおっぱいやわらかいけど、・・・けど?・・・小さいね!・・・う!(*´Д`)人が気にしていることを・・・アンドレのは、大きかったよ。・・・(オスカル、真っ赤になって)おまえ見たのか?・・・うん!水浴びした時!・・・ふ~ん、そうか恥ずかしいけど楽しそうだな!・・・オスカルも楽しそうだった。
1時間後、漸く落ち着いた親子は書斎にいた。オスカルはお茶をゆっくりと飲み、子どもたちはレモネード。
ふーっと息を吐くとオスカルは、
「アンドレ!便箋を取ってくれ!」
そして、我に返った・・・そ・・・うだった・・・ほんとうに・・・いってしまったのか・・・もう二度と・・・二度と再び、そのほほえみもその声も・・・そんなことが・・・。
しばらくじっと、己の手を見つめていたが、・・・スッと立ち上がると、便箋を探し始めた。・・・確かアンドレは、この辺りからいつも出していたはず、・・・見つけた!・・・次は、・・・ママ友の会の会員名簿だ。・・・それも難なく、見つける事が出来た!・・・オスカルの感が良いのではなく、アンドレの収納方法が良かったのである。
会員名簿を見ながら、レヴェの家庭教師を頼むのに、良い助言をしてくれそうな夫人がいないか、思い出してみる。そうだ!確か緑の瞳の、・・・ピラルツ氏の奥方・・・キング公爵家のご令嬢だったとか、・・・レディ・ギネヴィア!彼女とは馬の話で盛り上がれた。・・・ダメだ!彼女は馬の話以外は、興味がなかった。
あとは、え~と、・・・やはり緑の瞳で、金髪の、・・・ママ友の会でもオスカルに優しく話しかけてくれた。・・・ペイラック伯爵夫人のアンジェリク!彼女にしよう!彼女なら子煩悩だし!・・・手紙を書くと、封筒に入れて、・・・
「おい!アンドレ!封をして、出しておいてくれ!」
・・・そして、我に返った。・・・そ・・・うだった・・・ほんとうに・・・いってしまったのか・・・もう二度と・・・二度と再び、そのほほえみもその声も・・・そんなことが・・・
しばらくじっと己の手を見つめていたら・・・
レヴェが、走り寄って来た。・・・アンドレ父さん、いつ帰って来るの?・・・
ドキ~~~~~~~ンとした。
二つの衝撃が来た。
アンドレを『父さん』と呼んだ!
『いつ帰って来るか』と聞いてきた!
オスカルはレヴェの前に跪いて目の高さを合わせると、静かに聞いた。
「なぜ、アンドレが、父さんなんだ?」
「だって!言ってたよ!ミシェルが!一番高くて、怖くない肩車をしてくれる人が父さんだって!」
オスカルは、ほ~っ、とため息をついた。知っている訳ではなかった。
当たり前だ!わたしとアンドレしか知らないのだからな。
「そうか、それでアンドレか!おじいちゃんじゃダメか?」
「おじいちゃんは、・・・グラグラして頭につかまるとパコっとして、捨てると真っ赤になってツルツルするから怖いんだ」
・・・・・・訳すと『おじいちゃんの肩車は、グラグラするから、カツラにつかまると、パコっとカツラが外れるから、その辺に放り投げると、真っ赤になって怒りだして、ますます怖いから頭につかまるとスキンヘッドだからツルツルしてつかまれないから怖いんだ』です。
・・・・・・オスカルは思わず吹き出してしまった。
しかし、レヴェは大真面目に、
「でも、サンドラは、父さんとママンが、結婚していないと子どもは出来ないんだって言うんだ」
「そしてね、それからね、ジュディスが父さんが家を出るなんて、考えられないわ~。だから、アンドレは父さんじゃないわよ。って言うんだよ」
サンドラにジュディス、・・・どこの、誰の子どもだ!鋭い!オスカルが感心していると、更にレヴェは続けた
「そしたらね、ミシェルがウチでは父さんと母さんがよくケンカをするんだ。物が飛んだり、大声出したり。そうすると僕たちは怖いからベッドに隠れるんだけど、・・・少し経つと静かになるから見てみると、二人共前よりも、ずっとずっとラブラブになるんだよ。・・・って言うの
ママンもアンドレと喧嘩したの?」
この頃になるとレヴェは涙を流して、オスカルの首に抱きついていた。
オスカルは思わずレヴェの小さな体を抱きしめて、この小さな体でもう世間と戦っているのか、・・・父親を探しているのか、と不憫に思った。名乗らなくても側に居れば、・・・母親の愛情があれば何とかなる、と思っていた。が、教えるわけにはいかなかった。
「アンドレは、アンドレだ。父さんじゃない!
・・・アンドレとわたしは前代未聞の大喧嘩をしてしまったんだよ・・・わたしはもの凄くアンドレを怒らせてしまったのだよ。だから、アンドレは、出て行ってしまった。」
オスカルの瞳からも涙があふれ出てきた。
「ママン・・・悪いことしたら、『ごめんなさい。』って言うんだ、ってアンドレが教えてくれたよママンとアンドレ、いつも仲良しだったじゃない?僕も一緒にごめんなさいって言うから・・・」
「ありがとう、レヴェ。だけど・・・もの凄い喧嘩だったのだよ」
「どんなの?ママンとアンドレだから、・・・剣とか、短剣とか、・・・」
「いや・・・蹴り上げてしまったのだ、チンポコを・・・」
「何?ママン・・・聞こえないよ」
「ごめん、ごめん、レヴェ・・・もうちょっと待ってくれ!そうしたら仲直りするから、・・・そう、もう少しだけ・・・」
オスカルは封をすると、レヴェに声をかけた。
「下に行くが、一緒に行くか?」
レヴェは、目を離したら母親まで何処かに消えてしまうのではないかと、即座に一緒に行く、と叫んだ。ヴィーを抱いて、レヴェと手をつないで、下に行く。
誰に手紙を託していいのかわからない・・・いつもアンドレから先は、知らなかった。・・・執事のクレマンがいたので、声をかけてみたら、お任せください。とのことだった。
出来るだけ早く、出来たらお返事を貰ってきてほしいことを頼んだ。
書斎に戻ると、次の案件だ。
『フランス衛兵隊』だ!どんなところなのか?人員は?組織は?
我が家の書斎だ、直ぐに調べられるだろう!・・・と、思ったのが、間違いだった。
歴史とか、組織図、主な軍務・・・などは分かるが、・・・今の、隊について記載されている資料が見つからない。・・・イライラと資料を見ては、投げ出していく。・・・今までは、オスカルが捨てていった資料を、必要なものは机の上に、・・・不要なものは書棚へ戻していた、・・・『オトコ』が居ないので、書斎は資料の山になった。
「ママン・・・出したら・・・しまうんだよ!」
レヴェの声にハッとして、振り返ってみる・・・。
アンドレがいないと、こんなにも不便なのか、・・・こんなにもアンドレに頼った生活をしてきたのか、・・・と、今まで、一人前に何でもこなしてきたつもりだった。全てはアンドレが、先回りしてなんでもやってくれていたのか、・・・
これからは独りで何でも出来るようになろう!
そうしたら、アンドレも・・・戻ってくるかもしれない・・・。
BGM Sign of The Times
By Harry Styles
それをご承知の上で、閲覧いただきたいと、思います。
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大丈夫でしょうか
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もう、責任は持ちませんよ!
ご覚悟を!(笑)
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では、どうぞ、お読みください!
♪The Invisible Man
夏の日は長い、もう夕刻だというのに太陽は燦燦と輝いている。
楽しい川遊びを中断されて、かなり不満げなレヴェとヴィーを抱えて、オスカルは自室に戻ってきた。晩餐までには先ほど考えた事を、やっつけてしまいたい。
しかし、・・・子どもたちからは、水が滴り、自身もびしょ濡れだった。マルゴとアニェスを呼び付け、三人まとめてシャワーを浴びる。子どもたちにとってはこれもまた、楽しくて仕方がない。普段は一人ずつの入浴である。
子供たちはキャーキャー言ってオスカルにまとわりつく。・・・ママン!・・・ママンにはホントに付いていないんだね!・・・何がだ?・・・ちんぼこ!・・・・・・(>_<)!・・・・・・アンドレが言っていたよ!・・・何て?・・・ママンには、ちんぼこ付いてないけど、・・・おっぱいがあるって!・・・
オスカルは頭を抱えたくなった。何をあいつは教えているんだ!・・・ママン!・・・ママンのおっぱいやわらかいけど、・・・けど?・・・小さいね!・・・う!(*´Д`)人が気にしていることを・・・アンドレのは、大きかったよ。・・・(オスカル、真っ赤になって)おまえ見たのか?・・・うん!水浴びした時!・・・ふ~ん、そうか恥ずかしいけど楽しそうだな!・・・オスカルも楽しそうだった。
1時間後、漸く落ち着いた親子は書斎にいた。オスカルはお茶をゆっくりと飲み、子どもたちはレモネード。
ふーっと息を吐くとオスカルは、
「アンドレ!便箋を取ってくれ!」
そして、我に返った・・・そ・・・うだった・・・ほんとうに・・・いってしまったのか・・・もう二度と・・・二度と再び、そのほほえみもその声も・・・そんなことが・・・。
しばらくじっと、己の手を見つめていたが、・・・スッと立ち上がると、便箋を探し始めた。・・・確かアンドレは、この辺りからいつも出していたはず、・・・見つけた!・・・次は、・・・ママ友の会の会員名簿だ。・・・それも難なく、見つける事が出来た!・・・オスカルの感が良いのではなく、アンドレの収納方法が良かったのである。
会員名簿を見ながら、レヴェの家庭教師を頼むのに、良い助言をしてくれそうな夫人がいないか、思い出してみる。そうだ!確か緑の瞳の、・・・ピラルツ氏の奥方・・・キング公爵家のご令嬢だったとか、・・・レディ・ギネヴィア!彼女とは馬の話で盛り上がれた。・・・ダメだ!彼女は馬の話以外は、興味がなかった。
あとは、え~と、・・・やはり緑の瞳で、金髪の、・・・ママ友の会でもオスカルに優しく話しかけてくれた。・・・ペイラック伯爵夫人のアンジェリク!彼女にしよう!彼女なら子煩悩だし!・・・手紙を書くと、封筒に入れて、・・・
「おい!アンドレ!封をして、出しておいてくれ!」
・・・そして、我に返った。・・・そ・・・うだった・・・ほんとうに・・・いってしまったのか・・・もう二度と・・・二度と再び、そのほほえみもその声も・・・そんなことが・・・
しばらくじっと己の手を見つめていたら・・・
レヴェが、走り寄って来た。・・・アンドレ父さん、いつ帰って来るの?・・・
ドキ~~~~~~~ンとした。
二つの衝撃が来た。
アンドレを『父さん』と呼んだ!
『いつ帰って来るか』と聞いてきた!
オスカルはレヴェの前に跪いて目の高さを合わせると、静かに聞いた。
「なぜ、アンドレが、父さんなんだ?」
「だって!言ってたよ!ミシェルが!一番高くて、怖くない肩車をしてくれる人が父さんだって!」
オスカルは、ほ~っ、とため息をついた。知っている訳ではなかった。
当たり前だ!わたしとアンドレしか知らないのだからな。
「そうか、それでアンドレか!おじいちゃんじゃダメか?」
「おじいちゃんは、・・・グラグラして頭につかまるとパコっとして、捨てると真っ赤になってツルツルするから怖いんだ」
・・・・・・訳すと『おじいちゃんの肩車は、グラグラするから、カツラにつかまると、パコっとカツラが外れるから、その辺に放り投げると、真っ赤になって怒りだして、ますます怖いから頭につかまるとスキンヘッドだからツルツルしてつかまれないから怖いんだ』です。
・・・・・・オスカルは思わず吹き出してしまった。
しかし、レヴェは大真面目に、
「でも、サンドラは、父さんとママンが、結婚していないと子どもは出来ないんだって言うんだ」
「そしてね、それからね、ジュディスが父さんが家を出るなんて、考えられないわ~。だから、アンドレは父さんじゃないわよ。って言うんだよ」
サンドラにジュディス、・・・どこの、誰の子どもだ!鋭い!オスカルが感心していると、更にレヴェは続けた
「そしたらね、ミシェルがウチでは父さんと母さんがよくケンカをするんだ。物が飛んだり、大声出したり。そうすると僕たちは怖いからベッドに隠れるんだけど、・・・少し経つと静かになるから見てみると、二人共前よりも、ずっとずっとラブラブになるんだよ。・・・って言うの
ママンもアンドレと喧嘩したの?」
この頃になるとレヴェは涙を流して、オスカルの首に抱きついていた。
オスカルは思わずレヴェの小さな体を抱きしめて、この小さな体でもう世間と戦っているのか、・・・父親を探しているのか、と不憫に思った。名乗らなくても側に居れば、・・・母親の愛情があれば何とかなる、と思っていた。が、教えるわけにはいかなかった。
「アンドレは、アンドレだ。父さんじゃない!
・・・アンドレとわたしは前代未聞の大喧嘩をしてしまったんだよ・・・わたしはもの凄くアンドレを怒らせてしまったのだよ。だから、アンドレは、出て行ってしまった。」
オスカルの瞳からも涙があふれ出てきた。
「ママン・・・悪いことしたら、『ごめんなさい。』って言うんだ、ってアンドレが教えてくれたよママンとアンドレ、いつも仲良しだったじゃない?僕も一緒にごめんなさいって言うから・・・」
「ありがとう、レヴェ。だけど・・・もの凄い喧嘩だったのだよ」
「どんなの?ママンとアンドレだから、・・・剣とか、短剣とか、・・・」
「いや・・・蹴り上げてしまったのだ、チンポコを・・・」
「何?ママン・・・聞こえないよ」
「ごめん、ごめん、レヴェ・・・もうちょっと待ってくれ!そうしたら仲直りするから、・・・そう、もう少しだけ・・・」
オスカルは封をすると、レヴェに声をかけた。
「下に行くが、一緒に行くか?」
レヴェは、目を離したら母親まで何処かに消えてしまうのではないかと、即座に一緒に行く、と叫んだ。ヴィーを抱いて、レヴェと手をつないで、下に行く。
誰に手紙を託していいのかわからない・・・いつもアンドレから先は、知らなかった。・・・執事のクレマンがいたので、声をかけてみたら、お任せください。とのことだった。
出来るだけ早く、出来たらお返事を貰ってきてほしいことを頼んだ。
書斎に戻ると、次の案件だ。
『フランス衛兵隊』だ!どんなところなのか?人員は?組織は?
我が家の書斎だ、直ぐに調べられるだろう!・・・と、思ったのが、間違いだった。
歴史とか、組織図、主な軍務・・・などは分かるが、・・・今の、隊について記載されている資料が見つからない。・・・イライラと資料を見ては、投げ出していく。・・・今までは、オスカルが捨てていった資料を、必要なものは机の上に、・・・不要なものは書棚へ戻していた、・・・『オトコ』が居ないので、書斎は資料の山になった。
「ママン・・・出したら・・・しまうんだよ!」
レヴェの声にハッとして、振り返ってみる・・・。
アンドレがいないと、こんなにも不便なのか、・・・こんなにもアンドレに頼った生活をしてきたのか、・・・と、今まで、一人前に何でもこなしてきたつもりだった。全てはアンドレが、先回りしてなんでもやってくれていたのか、・・・
これからは独りで何でも出来るようになろう!
そうしたら、アンドレも・・・戻ってくるかもしれない・・・。
BGM Sign of The Times
By Harry Styles
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