『クイーンの日』アップに因み、しょっぱなに、
映画「Bohemian Rhapsody」の為に、
ブライアンとロジャーが特別に録音した、
♪20th Century Fox Fanfare を、どうぞ!
♪I Can’t Live With You
最近、なんとなく寂しい。
別にアンドレが居ないわけではない。
旅にでも行っているのであれば、そのうちに帰ってくるが、
一緒に暮らしているのに、なんか寂しい!
一緒のベッドに寝て、同じテーブルで食事をして、カウンターに並んで仕事をして・・・。
そうか!ここの所ずっとアンドレの隣に居て、顔を見ていないんだ!
そう言えば、ずっと正面から顔を見ていない。
いつからだろう?イヤ、顔だけじゃない、目を合わせていない!
おまえがわたしを見ているから・・・視線を感じて目を合わそうとすると、
おまえは避けてしまうんだ!どうしてだろう?
だいたいウチのテーブルが大き過ぎるのもいけないんだ!
まあ、わたしだって気分で、あいつの前に座ったり、左側が見えにくいだろうとそっちに座ってみたり、斜めからおまえの顔を見たくて斜め前に座ってみたり・・・でも、なんで6脚も椅子があるんだ!
わたしにあと、4人も子どもを産め!って事か?
それより、アンドレだ!最近あいつは、わたしの隣に座るんだ。
だから、顔を眺める事が出来ない、で横顔を見てやろうとすると、フイっとさらに向こうを向いてしまう。
なんでだ?
わたしは・・・おまえのそのハンサムな、でも気取っていない顔が好きなんだ・・・。
カウンターでも並んでいるから、顔が見えない。
それに店が暗くて黒髪のおまえは保護色で真っ黒けだ!
あちらこちらの酒やグラスを取るときも、何となくわたしを避けているような気がする。
尻の形はしかと覚えたぞ!
わたしがここに来てから、日付けが変わった頃に、交代で休憩タイム兼夜食を取る事にしたのだが、以前だったら、アンドレが上に上がる時、頰か唇にチュウしてくれるのに、今夜は、ぽんぽんとアンリ爺やみたいだったな。
いや、今夜だけじゃない、いつからだろう、最近ずっと、
・・・口づけしていない!
もしかして、わたし達は、倦怠期か、・・・まさか、まだ出産を控えていると言うのにか?
そう言えば、夜も、ご無沙汰だ。
いつからだろう?いつからかわからないくらいご無沙汰だ!
わたしの方から誘ってみるか?なんて?どうやって誘うのかもわたしにはわからない!
いつだってアンドレが察してくれて、そうなるんだ!
いつからアンドレはわたしを構ってくれなくなったんだ!
やっぱり、倦怠期なのかなぁ?
まだ、結婚してから2か月しか経ってないぞ!
新婚さんだぞ!
アンドレ・・・何しているんだろう?店の方を片付けてから上がるから、おまえは上を頼むな!って、言うから、台所で明日の準備をして、顔の手入れも済ませて、もうベッドに入ったのに、まだ来ない!
明日になったら、隣のおかみさんに相談してみようかな?
あ!アンドレが来た。手を伸ばしてみる・・・握ってくれた。
「なんだ!未だ眠ってなかったのか?疲れてるだろう?先に寝てていいんだぞ」
そう言うと、おまえは向こうを向いて服を脱ぎ始めてしまった。
夜着を着ると、ベッドに入ってきた。
暗くて顔が見えない!
布団を掛けると向こうを向いて寝てしまった!
寝息が聞こえる。・・・寂しい!寂しい!寂しい!
大きな背中が見える。まるでわたしを拒絶しているようだ!なんか頭にきたぞ!
以前のように蹴り上げてやろうか!
あの時は、もの凄く痛がっていたな。
後で、子どもが出来ない身体になってしまったかと思った。って、言っていたな~。でも今ここに・・・腹の中に子どもが出来て良かった!もう1人くらい欲しいから蹴り上げるのは止めておこう。
でも、寂しい、寂しい、寂しい。
大きな背中が布団を盛り上げて、隙間から冷たい風が入って来る。
わたしたちの間にも隙間風が吹いている様だ。
思わずアンドレの背中にピトッ、と貼り付いてしまった。
するとアンドレが、こっちを向いてくれた!
「眠れないのか?ほら!こうしていてやる!」
アンドレはわたしの頭の上に、顎を乗せて固定してしまった!
これじゃあ顔が見えない!
見えないなら、手を・・・と思って手を伸ばしたら、掴まれてしまった。
「明日も早いんだから!早く寝ろ!」だって!
抱きしめられているけど、哀しい!
実家に帰ろうか?帰る屋敷も無くなったけど・・・。
そうだった。実家はアラスだ。旅費が要るな。
あ!母上から頂いた宝石!確か、夫にも内緒の貯えを持っていた方がいい。と仰って渡してくださった・・・。
まさか、こんな形で使う事になろうとは、母上も思わなかっただろう。
・・・それとも母上は予感していたのかな?
*************************
・・・・・・・・・ん?明るい!もう昼か?いつの間にか寝てしまった。
あ!やっぱりアンドレが居ない!いつもだったらベッドの中でイチャイチャするのに・・・いつからイチャイチャしていないんだろう?そんなに、わたしは嫌われてしまったのだろうか?
憂鬱になると動くのもかったるくなってくる。
ノロノロと着替える。
ん?アンドレが居た。
え゛!ドレッサーの前にいる。
座って真剣に何かしている。
・・・もしかして、そっちの方に走ってしまったのか?
でも、わたしのドレッサーにはお手入れ用品だけで、メイク用品はないぞ!
でも、すっげー真剣な背中をしている!
「あ!オスカル、起きたのか?ちょっとだけ待ってくれ!もうちょっとで終わるから・・・」
もうちょっとで終わるから・・・ってやはりアンドレは・・・、
アンドレは男装した、わたしだから愛したのか?
それとも男装した男が好きになったのか?
まさか、この下町まで来て倒錯したヴェルサイユを見るとは思わなかった。
「ヨ~シ!出来た!どうだ!オスカル?」
「え゛!?なんだ?おまえ?」
「似合うか?」
「似合うかって?それ、どうしたんだ?」
「ふふふ!おまえを驚かそうと思って・・・」
「驚かそうと・・・っておまえ!
わたしが、・・・ここの所、どんな思いをしてたのか、分かってたのか?
おまえが、おまえが、・・・わたしを避けているのかと思って、
・・・だから、今日、隣のおかみさんに相談に行くか、
実家に帰ろうかと思ってたんだ!」
いかん!涙が出てきた。止まらない・・・。
「ごめん!ごめん!悪かった!悪かった!そんなに泣かないでくれ!
でも、頼むから隣のおかみさんだけはやめてくれ!
彼女はおまえにぞっこんだから、おれは半殺しの目にあう!」
「はん!おまえなんて、少しは痛い目にあった方がいいんだ!」
「ごめん!謝るから、もう泣かないでくれ。・・・おまえの涙には弱いんだ。
それに、実家に帰られたら、・・・おばあちゃんにヤキを入れられる。
たのむよ!泣き止んでくれ!」
「ちょっとやそっとじゃ止まらない!
それに、おまえは、自分の保身しか考えていないじゃないか!
こんなことなら、ばあやにヤキの入れ方を、習っておくんだった!」
「ごめん、ごめん、どーしたら、泣き止んでくれる?」
「1日一本!」
「え゛!左側だけ、・・・とか言うのか?」
「・・・触ってもいいか?」
「どーぞ、どーぞ」
わたしは、恐る恐る、アンドレの鼻の下を触った。
「意外と柔らかいのだなぁ
もっと、とげとげしているのかと思ったが・・・」
「おれもそう思った。お気に召した?
ショットバーアンドレの、マスターのハクが付いただろう?」
「馬鹿!そんなんでハクが付くか!
それより、唇の上のラインまでなんだな?」
「そうなんだ!この絶妙な、男の美学!わかってくれるか?」
「なあにが美学だ!馬鹿!ん?これ用の道具買ったのか?」
「まさか、そんな贅沢はしませんよ、奥さま」
「では?
あ〜〜おまえ!キッチンばさみで
切ったのか?」
「あゝ、ちょうどアレが、良かったからな」
「アレは、海苔や昆布やするめや直接口にする物を切るのだぞ!」
「まるで、おれのを、切ったら汚いみたいだ」
「清潔じゃないだろう?」
「清潔かどうか、試してみる?」
「どう言う意味だ?」
「うん?口ヒゲの生えた男と、口づけするのは初めてだろう?」
「ば、馬鹿!当たり前だ!」
「試してみたい?ん?」
「くすぐったい!しゅわしゅわするんだな!」
「いい感じ?」
「馬鹿!もっと、こう、顔全体に、はやさないのか?」
「ん~、試したんだが、おれのは、薄いみたいでダメだった。
熊みたいのが、お好みですか?奥さま?」
「知らん!」
「ははは!他のところも、口づけしてみたいな!」
「冗談じゃあない!さあ!今日も忙しいぞ!
わたしは、母親の美学に徹するぞ!」
「母親の美学って、何だ?」
「料理だ!お腹の子に栄養を与えねばな!」
「その前に、夫婦の美学を追求したい!!!!」
「ダメだ!わたしに寂しい思いをさせた罰だ!
当分、わたしには触れさせないぞ!」
「え゛?!」
ふふふ!今夜は、今までの分、ゆっくりと身体中に口づけしてもらおうかな!
でも、今はまだ、内緒だ!
それとも、夜中に市松模様に剃ってやるかな!
しま模様も良いな!
今度は、わたしのほうから何か仕掛けてやろう!
でも、アンドレは、わたしのする事を全てお見通しだから無理かなぁ?
その後、アンドレが、口ひげを剃ったかどうかは、オスカルさまのみぞ知るです。
BGM Let Me Entertain You
By Freddie Mercury
お読みになった皆さまは、今後はご自分の好みの、アンドレで妄想し続けてくださいませ。
なお、男性のお髭がどの位で生えそろうのか、良くわかりませんが・・・20代の頃、毛深い人が、三連休の間に、様変わりした事がありました。
が、アンドレは、そんなに毛深くなく、顔は週一、二回剃るくらいの濃さ。出来れば手の甲にはムダ毛がない事を祈ります。ついでに言うと、足の指にも生えていて欲しくないです!
おまけ:映画『Bohemian Rhapsody』のサントラ盤の『Don’t stop me now』は、ブライアンがギターパートを入れなおしています。なんと表現したらいいのか、そう言うの苦手なのでうまく言い表せませんが、今風で、垢抜けた感じに仕上がっています。YouTubeを探したのですが、見つからず、偶然、初来日時(多分)のファンへのメッセージが入ったのを見つけました。
こちらです⇒♪the old days "These are the days of our lives "
宜しかったら、ご覧くださいませ。
映画「Bohemian Rhapsody」の為に、
ブライアンとロジャーが特別に録音した、
♪20th Century Fox Fanfare を、どうぞ!
♪I Can’t Live With You
最近、なんとなく寂しい。
別にアンドレが居ないわけではない。
旅にでも行っているのであれば、そのうちに帰ってくるが、
一緒に暮らしているのに、なんか寂しい!
一緒のベッドに寝て、同じテーブルで食事をして、カウンターに並んで仕事をして・・・。
そうか!ここの所ずっとアンドレの隣に居て、顔を見ていないんだ!
そう言えば、ずっと正面から顔を見ていない。
いつからだろう?イヤ、顔だけじゃない、目を合わせていない!
おまえがわたしを見ているから・・・視線を感じて目を合わそうとすると、
おまえは避けてしまうんだ!どうしてだろう?
だいたいウチのテーブルが大き過ぎるのもいけないんだ!
まあ、わたしだって気分で、あいつの前に座ったり、左側が見えにくいだろうとそっちに座ってみたり、斜めからおまえの顔を見たくて斜め前に座ってみたり・・・でも、なんで6脚も椅子があるんだ!
わたしにあと、4人も子どもを産め!って事か?
それより、アンドレだ!最近あいつは、わたしの隣に座るんだ。
だから、顔を眺める事が出来ない、で横顔を見てやろうとすると、フイっとさらに向こうを向いてしまう。
なんでだ?
わたしは・・・おまえのそのハンサムな、でも気取っていない顔が好きなんだ・・・。
カウンターでも並んでいるから、顔が見えない。
それに店が暗くて黒髪のおまえは保護色で真っ黒けだ!
あちらこちらの酒やグラスを取るときも、何となくわたしを避けているような気がする。
尻の形はしかと覚えたぞ!
わたしがここに来てから、日付けが変わった頃に、交代で休憩タイム兼夜食を取る事にしたのだが、以前だったら、アンドレが上に上がる時、頰か唇にチュウしてくれるのに、今夜は、ぽんぽんとアンリ爺やみたいだったな。
いや、今夜だけじゃない、いつからだろう、最近ずっと、
・・・口づけしていない!
もしかして、わたし達は、倦怠期か、・・・まさか、まだ出産を控えていると言うのにか?
そう言えば、夜も、ご無沙汰だ。
いつからだろう?いつからかわからないくらいご無沙汰だ!
わたしの方から誘ってみるか?なんて?どうやって誘うのかもわたしにはわからない!
いつだってアンドレが察してくれて、そうなるんだ!
いつからアンドレはわたしを構ってくれなくなったんだ!
やっぱり、倦怠期なのかなぁ?
まだ、結婚してから2か月しか経ってないぞ!
新婚さんだぞ!
アンドレ・・・何しているんだろう?店の方を片付けてから上がるから、おまえは上を頼むな!って、言うから、台所で明日の準備をして、顔の手入れも済ませて、もうベッドに入ったのに、まだ来ない!
明日になったら、隣のおかみさんに相談してみようかな?
あ!アンドレが来た。手を伸ばしてみる・・・握ってくれた。
「なんだ!未だ眠ってなかったのか?疲れてるだろう?先に寝てていいんだぞ」
そう言うと、おまえは向こうを向いて服を脱ぎ始めてしまった。
夜着を着ると、ベッドに入ってきた。
暗くて顔が見えない!
布団を掛けると向こうを向いて寝てしまった!
寝息が聞こえる。・・・寂しい!寂しい!寂しい!
大きな背中が見える。まるでわたしを拒絶しているようだ!なんか頭にきたぞ!
以前のように蹴り上げてやろうか!
あの時は、もの凄く痛がっていたな。
後で、子どもが出来ない身体になってしまったかと思った。って、言っていたな~。でも今ここに・・・腹の中に子どもが出来て良かった!もう1人くらい欲しいから蹴り上げるのは止めておこう。
でも、寂しい、寂しい、寂しい。
大きな背中が布団を盛り上げて、隙間から冷たい風が入って来る。
わたしたちの間にも隙間風が吹いている様だ。
思わずアンドレの背中にピトッ、と貼り付いてしまった。
するとアンドレが、こっちを向いてくれた!
「眠れないのか?ほら!こうしていてやる!」
アンドレはわたしの頭の上に、顎を乗せて固定してしまった!
これじゃあ顔が見えない!
見えないなら、手を・・・と思って手を伸ばしたら、掴まれてしまった。
「明日も早いんだから!早く寝ろ!」だって!
抱きしめられているけど、哀しい!
実家に帰ろうか?帰る屋敷も無くなったけど・・・。
そうだった。実家はアラスだ。旅費が要るな。
あ!母上から頂いた宝石!確か、夫にも内緒の貯えを持っていた方がいい。と仰って渡してくださった・・・。
まさか、こんな形で使う事になろうとは、母上も思わなかっただろう。
・・・それとも母上は予感していたのかな?
*************************
・・・・・・・・・ん?明るい!もう昼か?いつの間にか寝てしまった。
あ!やっぱりアンドレが居ない!いつもだったらベッドの中でイチャイチャするのに・・・いつからイチャイチャしていないんだろう?そんなに、わたしは嫌われてしまったのだろうか?
憂鬱になると動くのもかったるくなってくる。
ノロノロと着替える。
ん?アンドレが居た。
え゛!ドレッサーの前にいる。
座って真剣に何かしている。
・・・もしかして、そっちの方に走ってしまったのか?
でも、わたしのドレッサーにはお手入れ用品だけで、メイク用品はないぞ!
でも、すっげー真剣な背中をしている!
「あ!オスカル、起きたのか?ちょっとだけ待ってくれ!もうちょっとで終わるから・・・」
もうちょっとで終わるから・・・ってやはりアンドレは・・・、
アンドレは男装した、わたしだから愛したのか?
それとも男装した男が好きになったのか?
まさか、この下町まで来て倒錯したヴェルサイユを見るとは思わなかった。
「ヨ~シ!出来た!どうだ!オスカル?」
「え゛!?なんだ?おまえ?」
「似合うか?」
「似合うかって?それ、どうしたんだ?」
「ふふふ!おまえを驚かそうと思って・・・」
「驚かそうと・・・っておまえ!
わたしが、・・・ここの所、どんな思いをしてたのか、分かってたのか?
おまえが、おまえが、・・・わたしを避けているのかと思って、
・・・だから、今日、隣のおかみさんに相談に行くか、
実家に帰ろうかと思ってたんだ!」
いかん!涙が出てきた。止まらない・・・。
「ごめん!ごめん!悪かった!悪かった!そんなに泣かないでくれ!
でも、頼むから隣のおかみさんだけはやめてくれ!
彼女はおまえにぞっこんだから、おれは半殺しの目にあう!」
「はん!おまえなんて、少しは痛い目にあった方がいいんだ!」
「ごめん!謝るから、もう泣かないでくれ。・・・おまえの涙には弱いんだ。
それに、実家に帰られたら、・・・おばあちゃんにヤキを入れられる。
たのむよ!泣き止んでくれ!」
「ちょっとやそっとじゃ止まらない!
それに、おまえは、自分の保身しか考えていないじゃないか!
こんなことなら、ばあやにヤキの入れ方を、習っておくんだった!」
「ごめん、ごめん、どーしたら、泣き止んでくれる?」
「1日一本!」
「え゛!左側だけ、・・・とか言うのか?」
「・・・触ってもいいか?」
「どーぞ、どーぞ」
わたしは、恐る恐る、アンドレの鼻の下を触った。
「意外と柔らかいのだなぁ
もっと、とげとげしているのかと思ったが・・・」
「おれもそう思った。お気に召した?
ショットバーアンドレの、マスターのハクが付いただろう?」
「馬鹿!そんなんでハクが付くか!
それより、唇の上のラインまでなんだな?」
「そうなんだ!この絶妙な、男の美学!わかってくれるか?」
「なあにが美学だ!馬鹿!ん?これ用の道具買ったのか?」
「まさか、そんな贅沢はしませんよ、奥さま」
「では?
あ〜〜おまえ!キッチンばさみで
切ったのか?」
「あゝ、ちょうどアレが、良かったからな」
「アレは、海苔や昆布やするめや直接口にする物を切るのだぞ!」
「まるで、おれのを、切ったら汚いみたいだ」
「清潔じゃないだろう?」
「清潔かどうか、試してみる?」
「どう言う意味だ?」
「うん?口ヒゲの生えた男と、口づけするのは初めてだろう?」
「ば、馬鹿!当たり前だ!」
「試してみたい?ん?」
「くすぐったい!しゅわしゅわするんだな!」
「いい感じ?」
「馬鹿!もっと、こう、顔全体に、はやさないのか?」
「ん~、試したんだが、おれのは、薄いみたいでダメだった。
熊みたいのが、お好みですか?奥さま?」
「知らん!」
「ははは!他のところも、口づけしてみたいな!」
「冗談じゃあない!さあ!今日も忙しいぞ!
わたしは、母親の美学に徹するぞ!」
「母親の美学って、何だ?」
「料理だ!お腹の子に栄養を与えねばな!」
「その前に、夫婦の美学を追求したい!!!!」
「ダメだ!わたしに寂しい思いをさせた罰だ!
当分、わたしには触れさせないぞ!」
「え゛?!」
ふふふ!今夜は、今までの分、ゆっくりと身体中に口づけしてもらおうかな!
でも、今はまだ、内緒だ!
それとも、夜中に市松模様に剃ってやるかな!
しま模様も良いな!
今度は、わたしのほうから何か仕掛けてやろう!
でも、アンドレは、わたしのする事を全てお見通しだから無理かなぁ?
その後、アンドレが、口ひげを剃ったかどうかは、オスカルさまのみぞ知るです。
BGM Let Me Entertain You
By Freddie Mercury
お読みになった皆さまは、今後はご自分の好みの、アンドレで妄想し続けてくださいませ。
なお、男性のお髭がどの位で生えそろうのか、良くわかりませんが・・・20代の頃、毛深い人が、三連休の間に、様変わりした事がありました。
が、アンドレは、そんなに毛深くなく、顔は週一、二回剃るくらいの濃さ。出来れば手の甲にはムダ毛がない事を祈ります。ついでに言うと、足の指にも生えていて欲しくないです!
おまけ:映画『Bohemian Rhapsody』のサントラ盤の『Don’t stop me now』は、ブライアンがギターパートを入れなおしています。なんと表現したらいいのか、そう言うの苦手なのでうまく言い表せませんが、今風で、垢抜けた感じに仕上がっています。YouTubeを探したのですが、見つからず、偶然、初来日時(多分)のファンへのメッセージが入ったのを見つけました。
こちらです⇒♪the old days "These are the days of our lives "
宜しかったら、ご覧くださいませ。
スポンサードリンク
COMMENT FORM