♪Show Must Go On
・・・おまけ
1786年夏
「おい!オンナだぞ!アンドレ!」
「あゝ、そうだ・・・女の子だ・・・付いていない・・・」
「そう言う問題じゃない!」
「じゃあ・・・なんだ?」
「どう育てたらいいか、わからない!」
「わからないなら、修道院にでも入れるか?」
「まさか!つまらないオンナになってしまうぞ!
手元に置きたいが、・・・わたしには、・・・剣しか教えられないぞ!」
「教えれば良いさ!剣も銃も、そして乗馬も取っ組み合いも・・・・」
「わたしと同じ軍人に育てるのか?」
オスカルは、目を見開いて言った。
「それも悪くはないが、・・・剣も銃も乗馬も、殴り合いも出来て、・・・
そして、ドレスをつまんで『ホホホ・・・』と笑える娘に育って欲しい」
穏やかに微笑みながら、アンドレは言う。
「随分と欲張りな父親だな!」
「これからは、女でも独りで生きて行ける様にならないと、いけない。
勿論、学問も身につけさせたい。おまえのようにな!」
「わたしは・・・独りでは・・・おまえなしでは生きて行けないぞ!」
「あゝ、例えだ!でも、これからの時代、何が起きるかわからない、おれたちが持っているもの全てを教えて、新しい時代になっても、強く生きて行ける力を与えたい。勿論 ジュニアもだ。どんな境遇にあっても、生き抜ける人間に育って欲しい、とおれは思う。」
「ふん!木登りも教えるぞ、それにサカナの捕まえ方も秘密基地の・・・・」
「秘密基地は、ダメだ!アレは子どもが自主的に作るものだ!親の管轄ではない!」
「それは残念だ!久方振りに、ワクワクしたのに・・・・・・・・」
「・・・で?名前は?奥さま?」
「アリエノール・・・」
「うん、良いなぁ!ミドルネームは?」
オスカルはニヤリとすると、
「ダキテンヌ」と、言いドヤ顔をしながら、生まれたばかりの赤ん坊を、夫に渡した。
「え゛?!マジで?」アンドレは、受け取りながら、大いに慌てた。
「ああ!超マジだ!今、決めた❣️」
「どんなムスメになるか、分からないぞ!
2度も結婚させる気か?」
「育て方一つだ!おまえが言ったではないか!
人間の見分け方が分かれば、大丈夫だ。
それに、いいオトコが、父親だ。間違える事はない!」
「うーむ。」アンドレは、腕の中の赤ん坊を見つめながら、
「それでは、ファザコンになるな!」と、嬉しそうに言った。
それなら ジュニアはマザコンに育てよう!オスカルも楽しそうに言った。
1786年秋の終わり頃
ここはパリの住宅街の一角、一人の男が鏡の前に立ってポーズを取っていた。
腕を組んで片足をやや挙げて・・・
(。´・ω・)ん?満足そうに頷く。
マントを大きくなびかせて身を隠してみる・・・
(。´・ω・)ん?満足そうに頷く。
天井を見上げて、シャンデリアに跨ろうと思ったが、
生憎彼の自宅には、シャンデリアなどという高価なものはない。
しかし、黒で決めているはずのこの衣装、何故にマントの裏側だけが赤いのか?
男には理解できなかった。
そんなこんな、鏡の前でチェックしていると、可愛らしい、しかしながらしかっかりしたこの家の主婦らしき女性がやってきて、男に声をかけた
「まあ!ベルナール!素敵じゃないの!ハロウィンね(^_-)-☆
あなたが、それなら私は、ラ・セーヌの星にするわ!
なんて!冗談よ!
黒い騎士なんて今更、遅いというか・・・用がなくなってしまったわよ!」
「何を言うんだ、ロザリー。
俺が黒い騎士をしてヴェルサイユを震え上がらせて、
平民の困窮と力を見せないと、この話は進まないじゃないか?」
ベルナールは、やる気満々である。
一方、ロザリーは、呆れながら、
「ねえ!ベルナール?だいたい、貴方が捕まったのがオスカルさまだったから、逃げ延びる事が出来たのだし・・・それに・・・原作では、オスカルさまに平民の生活を考えるきっかけを作るために、貴方が居たんじゃないの!
こちらの話では、オスカルさまは、平民の生活を体験なさったし・・・
十分平民の心も知る事が出来ているわ。
貴方の、出番はないのよ!」
「それでは、ロザリー、
俺は、マーガレットコミックス4巻の表紙に登場できないじゃないか?」
「まあ!あなた!あれは、『アンドレ』だって、ファンの間では言われているわよ!」
「え゛!?」
お・・・俺は・・・この話の中で、役割は・・・ないのか・・・・・(;´д`)トホホ
BGM Star People
By George Michael
・・・おまけ
1786年夏
「おい!オンナだぞ!アンドレ!」
「あゝ、そうだ・・・女の子だ・・・付いていない・・・」
「そう言う問題じゃない!」
「じゃあ・・・なんだ?」
「どう育てたらいいか、わからない!」
「わからないなら、修道院にでも入れるか?」
「まさか!つまらないオンナになってしまうぞ!
手元に置きたいが、・・・わたしには、・・・剣しか教えられないぞ!」
「教えれば良いさ!剣も銃も、そして乗馬も取っ組み合いも・・・・」
「わたしと同じ軍人に育てるのか?」
オスカルは、目を見開いて言った。
「それも悪くはないが、・・・剣も銃も乗馬も、殴り合いも出来て、・・・
そして、ドレスをつまんで『ホホホ・・・』と笑える娘に育って欲しい」
穏やかに微笑みながら、アンドレは言う。
「随分と欲張りな父親だな!」
「これからは、女でも独りで生きて行ける様にならないと、いけない。
勿論、学問も身につけさせたい。おまえのようにな!」
「わたしは・・・独りでは・・・おまえなしでは生きて行けないぞ!」
「あゝ、例えだ!でも、これからの時代、何が起きるかわからない、おれたちが持っているもの全てを教えて、新しい時代になっても、強く生きて行ける力を与えたい。勿論 ジュニアもだ。どんな境遇にあっても、生き抜ける人間に育って欲しい、とおれは思う。」
「ふん!木登りも教えるぞ、それにサカナの捕まえ方も秘密基地の・・・・」
「秘密基地は、ダメだ!アレは子どもが自主的に作るものだ!親の管轄ではない!」
「それは残念だ!久方振りに、ワクワクしたのに・・・・・・・・」
「・・・で?名前は?奥さま?」
「アリエノール・・・」
「うん、良いなぁ!ミドルネームは?」
オスカルはニヤリとすると、
「ダキテンヌ」と、言いドヤ顔をしながら、生まれたばかりの赤ん坊を、夫に渡した。
「え゛?!マジで?」アンドレは、受け取りながら、大いに慌てた。
「ああ!超マジだ!今、決めた❣️」
「どんなムスメになるか、分からないぞ!
2度も結婚させる気か?」
「育て方一つだ!おまえが言ったではないか!
人間の見分け方が分かれば、大丈夫だ。
それに、いいオトコが、父親だ。間違える事はない!」
「うーむ。」アンドレは、腕の中の赤ん坊を見つめながら、
「それでは、ファザコンになるな!」と、嬉しそうに言った。
それなら ジュニアはマザコンに育てよう!オスカルも楽しそうに言った。
1786年秋の終わり頃
ここはパリの住宅街の一角、一人の男が鏡の前に立ってポーズを取っていた。
腕を組んで片足をやや挙げて・・・
(。´・ω・)ん?満足そうに頷く。
マントを大きくなびかせて身を隠してみる・・・
(。´・ω・)ん?満足そうに頷く。
天井を見上げて、シャンデリアに跨ろうと思ったが、
生憎彼の自宅には、シャンデリアなどという高価なものはない。
しかし、黒で決めているはずのこの衣装、何故にマントの裏側だけが赤いのか?
男には理解できなかった。
そんなこんな、鏡の前でチェックしていると、可愛らしい、しかしながらしかっかりしたこの家の主婦らしき女性がやってきて、男に声をかけた
「まあ!ベルナール!素敵じゃないの!ハロウィンね(^_-)-☆
あなたが、それなら私は、ラ・セーヌの星にするわ!
なんて!冗談よ!
黒い騎士なんて今更、遅いというか・・・用がなくなってしまったわよ!」
「何を言うんだ、ロザリー。
俺が黒い騎士をしてヴェルサイユを震え上がらせて、
平民の困窮と力を見せないと、この話は進まないじゃないか?」
ベルナールは、やる気満々である。
一方、ロザリーは、呆れながら、
「ねえ!ベルナール?だいたい、貴方が捕まったのがオスカルさまだったから、逃げ延びる事が出来たのだし・・・それに・・・原作では、オスカルさまに平民の生活を考えるきっかけを作るために、貴方が居たんじゃないの!
こちらの話では、オスカルさまは、平民の生活を体験なさったし・・・
十分平民の心も知る事が出来ているわ。
貴方の、出番はないのよ!」
「それでは、ロザリー、
俺は、マーガレットコミックス4巻の表紙に登場できないじゃないか?」
「まあ!あなた!あれは、『アンドレ』だって、ファンの間では言われているわよ!」
「え゛!?」
お・・・俺は・・・この話の中で、役割は・・・ないのか・・・・・(;´д`)トホホ
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